複合遺跡、最明寺跡は県道脇の小高い丘の上

JR近田駅にあった総合案内板と同様の福山古墳ロードのパンフレットにある地図を頼りに 最明寺跡を目指して歩き始めたが、それらしい建物が見えなくて不安に思っていたら、 県道脇に左の写真のような分岐点を示す案内板があった。
このような分岐点を示す案内板は、迷い易い分岐点には必ず設置されていて安心です。
案内板はあるけれど、肝心の最明寺跡がない?
目を凝らして矢印方向をよ〜く見てみると・・・
小高い丘の上に、最明寺跡らしきものを発見しました。
転ばないように気を付けながら、登っていくと・・・
やはり、最明寺跡でした。
A最明寺跡

広島県福山市駅家町中島
遺跡名は、北1キロにある最明寺の故地と伝えられていることから名付けられました。 中世のの頃に寺が建っていた可能性はありますが、採集された奈良時代の瓦が 備後国府跡推定地(府中市)や備後国分寺跡(神辺町)から出土したものと同じ文様で、 すぐ南側の切通しを古代山陽道が通っていたことや、最明寺の山号が「馬宿山」であることなどから、 古代には「駅家(品治駅)」があったと考える説が有力です。 中・近世の石塔類もあり、各時代の複合遺跡といえます。
次の目的地である県史跡二子塚古墳まで、約800メートル。徒歩で15分の距離です。
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